一般的な香芝市のジムのトレーニングとピラティスメソッドの違い
香芝市の当スタジオで身体と心を整えませんか
香芝でジムをお探しでしたら、月乃日和をぜひご検討ください。
当スタジオではピラティスを中心にパーソナルトレーニングなど様々なレッスンを行ってます。
ここではピラティスとは何か?一般的なジムで行うトレーニングと何が違うのか?ということをご案内していますので、初めての方はこちらをご覧ください。
ピラティスとは
ピラティスとはJoseph Pilates(ジョセフ・ピラティス)氏によって考案されたボディ・コンディショニングのためのメゾットです。
ピラティス氏は自分が考案したメソッドを「コントロロジー」と名付け、「体(Body)と心(Mind)、そして精神(Sprit)の完全なる調和」を目指しました。
"10レッスンで気分が良くなり、
20レッスンで見た目が良くなり、
30レッスンで完全に新しい体に生まれ変わる"
というのが創始者Joseph Pilatesの有名な言葉です。
ジョー(ピラティス愛好者はジョセフ・ピラティス氏のことを心からの敬愛と親しみを込めてジョーという愛称で呼んでいます)は「ピラティスには人を善くする力がある」と確信し「より幸せで、より健康な人と社会=世界平和」を目的として生きていました。
"身体の健康は幸せな人生への最も重要な条件です"
という言葉もジョーが残した言葉の一つです。
海外では男性の愛好者も多いピラティス。もともとは一人の男性から始まった。
ピラティスは日本ではまだ女性がするエクササイズと思われがちですが、ピラティスの創始者ジョセフ・ピラティス氏は男性です。
ピラティス氏はくる病、喘息、リウマチ熱などに苦しむ非常に病弱な幼少時代でした。彼は病を克服するために街にあったスポーツセンターでボディビルディング、体操やボクシング、禅、ヨガ、スキーなどあらゆるトレーニングや身体訓練法に取り組み鍛錬を重ねました。
やがてピラティス氏は14歳になるころに解剖図のモデルになるほどの体格になりました。ピラティスメソッドとは、後に彼が従軍看護師として負傷した軍隊の兵士に、自身が学んだ身体訓練法や日々自身が取り組むワークアウトを指導していたことに原点があります。
つまり、ピラティスメソッドは軍隊の兵士やボディビルディングをするような屈強な男性の身体作りにも非常に有用なメソッドで、海外では男性の愛好者も多いメソッドです。
日本の男性では海外のトレーニング事情に精通しているスポーツ選手などからピラティスをする方が多くなっています。身体的には柔軟性の向上をはじめ、体幹機能の向上、パフォーマンスアップなどが期待できるため、トレーニングのひとつとしてピラティスが認知されてきています。
身体と心を統合することを目的としたピラティスは精神的にも集中力が高まる、ぶれない強いメンタル「自分軸」を作ることに効果を発揮するため、アスリートの他にも起業家や著名人が生活に取り入れることでしばしば話題となっています。
女性に人気の習い事として流行。理由は無理なく続けられること。
ピラティスメソッドはニューヨークで開かれたピラティス氏のスタジオからダンサー達を中心に世界に広まってきました。
現代の日本ではピラティスメソッドはヨガと並び女性に人気の習い事にもなっています。身体を変えるためには筋トレなどの苦しく、きつい運動をしなければ筋肉もつかないし、痩せられない。パフォーマンスも上がらないという発想がフィットネスの常識ですがそんなことはありません。
ピラティスメソッドは身体に無理を強いてというより、むしろ、体調や身体の状態に合わせて行います。身体的に良い動きのパターンの経験を繰り返し行うことによって、少しずつ体を変化させ、無理なく長期的に継続できる、更にはピラティスをライフスタイルの一部にすることができる。と、いうところが流行している理由です。
ピラティスを続けることによって得られる効果
ピラティスは単なる体幹強化トレーニング、インナーマッスルトレーニングではなく、「身体をコントロールするためのメソッド」、「身体が本来持っている機能を正しく扱えるようになるためのメソッド」です。
身体を正しく扱うということは、身体の中にあるすべての骨と筋肉、関節を扱うということになるため、普段意識しにくい体幹の奥深くにあるインナーマッスルも使うということです。
そのため、体幹強化やインナーマッスルを強化できる効果があります。しかし、あくまでそれは身体をコントロールする為の一つの要素に過ぎません。身体をコントロールする為には筋力、柔軟性、脳からの神経系の制御というように様々な要素があります。
そのため、筋力があって脳からの神経系の制御が十分にできている方にとっては柔軟性を高めるメソッドになります。
柔軟性があり、脳からの神経系の制御が十分にできている方にとっては筋力アップのトレーニングになります。
太っていて身体をコントロールできない方にとってはダイエットの為のものになりますし、姿勢が悪くて身体をコントロールできない方にとっては姿勢改善の為のものになります。
ピラティスを続けることによって、身体をコントロールする為のあなたの身体に足りない要素が効果として得られます。
●筋力がない方は筋力アップ
●柔軟性がない方は柔軟性アップ
●インナーマッスルが使えていない方はインナーマッスルが使えるようになる
●体幹のインナーマッスルが使えていない方は使えるようになるため、お腹が凹む、くびれができる
●アウターマッスルとインナーマッスルのバランスが悪い方はバランスが整う
●筋肉のつき方がアンバランスな方は全身の筋肉のつき方のバランスが整う為スタイルアップ効果
●脚の筋肉のつき方のバランスが整う為、美脚になる。パンツ選びの際に太もものサイズとウエストのサイズがマッチングしてくる効果
●太っている方はダイエット効果
●体力がない方は体力アップ
●姿勢が悪い方は姿勢が整う
●肩こり・腰痛がある方は肩こり・腰痛の改善
●すべての関節の機能的に扱うため、首痛、膝痛、股関節痛といった関節に関するトラブルがある方は全身のあらゆる関節のトラブルの改善
●いわゆる「運動神経が悪い」と表現される神経系の制御が苦手な方には神経系の制御の向上
●身体を機能的に扱い、かつ、脳からの神経系制御が高まるために運動パフォーマンスがアップする。(空間の中で身体を正確にコントロールするプレーシングコントロール、力の入り具合の制御=グレーディングコントロール、それらを時間軸でコントロールするタイミングコントロールが向上する。全身を空間、力、時間でコントロールできる協調性・連動性が高まる)
●身体を機能的に扱えていない疲れやすい方は疲れにくい身体になる。
●身体を機能的に扱うため、立ち方・歩き方など立ち居振る舞いが円滑で優美なものになる
このように、「身体が本来持っている機能を正しく扱えるようになること」に重きを置いているので、その為に必要な要素が効果として得られます。
しかし、上記したような効果も「続けてこそ」の効果です。
"忘れてはならないのは、ローマは一日にして成らず、ということです。相当な努力が最高の形で実を結ぶためには、忍耐と継続性が必須です"
というのが、創始者ジョセフ・ピラティス氏の言葉です。
以前と比較し現代は忙しい時代で、すぐに結果を求める時代に変わりました。しかし、世の中には変わるものと変わらないものがあります。
精神的にはすぐに結果を求めるように変わりましたが、身体の変化は昔も今も変わらず、忍耐強く継続的に鍛錬をしていくが必要があります。
したりしなかったりが一番よくありません。1~2週間ちょっとした程度で効果が出ないと辞めることもよくありません。思い出したかのようにたまにするのでも意味がありません。
身体という精密機械を正しく扱えるようになることがたった1~2習慣できますか?自動車教習所で車を扱うことでもももっと時間がかかります。
車よりももっと複雑で精密なヒトの体を扱うには継続的な鍛錬が必要です。是非ピラティスを「ライフスタイル」として取れ入れ、上記したような効果を手に入れましょう!
身体だけでなく心の変化ももたらすピラティスメソッド
ピラティスは単に身体の変化をもたらすだけのフィットネスプログラムではありません。もっと言えば「エクササイズ」ではなく「メソッド」なのです。
「ピラティスメソッド」とはどういうことかというと、茶道や書道、華道といった芸事のようにピラティス「道」ともいうべき「哲学」がそこにはあります。
ピラティスの真の目的は「ボディ(身体)・マインド(心)・スピリット(精神)の統合」であり、「自分軸」を創ることです。ピラティスの正式名称は「コントロロジー」であり「コントロール学」。「するもの」ではなく「学ぶもの」です。
精神状態に左右されないように、身体を完璧にコントロールするには、心をコントロールする必要があります。
"コントトロロジーによって得られる大きな効果の一つは、体を完全にコントロールするためのあなた自身の心を使いこなす術を習得できることです"
と、いうのがJoseph Pilatesの言葉です。
同じ動きでも精神状態によって全く同じ身体的パフォーマンスを生み出すことは難しいことです。
ピラティスはどんな状況でも身体をコントロールする為、の心の「集中」と「リラックス」、スポーツの世界で言う「ゾーン」に入る精神性、ヨガや瞑想で言う「マインドフルネス」になる精神性を養うことができます。
スポーツの世界で言う「ゾーン」とは集中力が極限にまで高まり、他の思考や感情、周囲の風景や音、時間間隔までが意識から消えて、感覚が研ぎ澄まされた特殊な意識状態です。
「マインドフルネス」な状態とは、心が満たされて、幸福感を感じる状態です。
「今、この瞬間」だけに集中し、コントロールにフォーカスした運動をすることによって思考がクリアになりストレス解消や精神的リラクゼーション効果、さらには想像力や創造力、直観力が高まる効果もももたらします。
ピラティスメソッドはどんな時代や環境にも左右されない「自分軸」=「常にじぶんらしく在り続ける真の強さ、精神性」を養い、身体だけでなく「心の健康」を目指していくメソッドです。
ジムのフィットネスプログラムとピラティスの違い
~単なる体幹強化トレーニングとは違うピラティス~
ピラティスは単なる体幹強化トレーニング、インナーマッスルトレーニング、あるいはストレッチやヨガのようなものと思われがちですが、身体の動きを「正確にコントロールすること」を重要視していることが他のフィットネスプログラムと違う最大の特徴です。
フィットネスプログラムようにとにかく動いて汗をかいてカロリー消費、筋力アップといった類のものでもなく、「身体が本来持っている機能を正しく扱えるようになるためのメソッド」です。
例えばジムのフィットネスプログラムに腹筋をするプログラムがあったとします。腹筋の運動をするということは「背骨を動かす」ということが要素としてありますが、「正しい背骨の動かし方」を知っていますか?
正しい背骨の動かし方を知らずに腹筋の運動をするということは、例えるならば包丁の扱い方を知らずに野菜を切ろうとしているようなもの。
つまり、そこには「怪我をするリスク」が生じるということになります。ピラティスは背骨を動かす、腕を挙げる、脚を動かすなどの「身体が本来持っている機能の正しい扱い方」を学ぶメソッドです。
ピラティスは「身体の取り扱い説明書」ともいえるメソッドです。ピラティスに取り組むことによって、身体のあらゆる動きを自らの意思で正確にコントロールできるようになります。
ダイエット目的でピラティスに取り組む方も多いですが、多くの方が認知している体幹が強化される、インナーマッスルが鍛えられる、ストレッチで柔軟性が増すといったことは結果として得られる表面的な一面にすぎません。
身体が本来持っている機能を正しく扱えるようになることがピラティスの本質であり、その過程で、普段使われていなかった体幹筋やインナーマッスルが鍛えられ、必要な柔軟性が得られ、機能的な体型になる=ダイエット効果や姿勢が良くなる効果が得られるのです。
ピラティスを続けることによって背骨を動かす、腕を挙げる、脚を動かすなどの基本的な身体の動きが洗練されたものになります。
そのため、一般の方以外にもフィットネスインストラクターやダンサー、モデルやアスリートなど自身が必要とする運動のパフォーマンスを高めたい方が取り組まれています。
"コントロロジーは、柔軟性、自然な優雅さ、そして歩き方、遊び方、仕事の仕方に間違いなく反映されるスキルを授けるようデザインされています"
というのが創始者ジョセフ・ピラティス氏の言葉です。
ピラティスは他のすべてのフィットネスプログラムの動きのパフォーマンス向上に通じるメソッドです。
ピラティスの究極目標は運動や日常生活において、無意識で身体を正しく動かせるようになることです。つまり、すべての動作がピラティスになるような身体の使い方を体得することです。
歩く時も、遊ぶ時も、仕事をするときも、すべてがピラティス。日常生活そのものをピラティスにすることができれば、身心ともに本当の意味で健康になれるはずです
~リハビリから始まり、今なお発展し続けているピラティス~
ピラティスはリハビリから始まったエクササイズメゾットなので、運動が苦手な人でも気軽に始められます。日本に「リハビリテーション医学会」が創設される40年もの前に、既にニューヨークで創設され、身体にトラブルを抱えていた人に結果を出していたメソッドです。
人は誰に教わることなく手足を動かせるようになり、立って歩けるようになります。それゆえに、一度も「正しい身体の動かし方」について教わったことがありません。
その為、ひとたび怪我や病気で体が動かせなくなると、例え何十年も付き合ってきた自身の身体でさえ身体の動かし方がわからず、治し方もわからないものです。
上記したようにピラティスは「身体の取り扱い説明書」ともいえるメソッドです。生まれてから一度も教わったことのない「正しい身体の動かし方」を学べるメソッドです。
Joseph Pilates氏が亡くなって50年経った現代になり、リハビリテーションのプロである理学療法士(いわゆるリハビリの先生)が注目し、日本に「リハビリテーション医学会」が創設される40年もの前にできたピラティスの知識と技術を学び始めているのが現状です。
ピラティスは創設以来、今なお発展を続けており、現在では病院、老人ホーム、リハビリテーションセンターなど、多岐にわたり世界中で取り組まれているメソッドです。医学的に正しく、安全で質の高い人本来の動きを取り戻すことができるメソッド、それがピラティスです。
ジムのマシントレーニング(ウェイトトレーニング)とピラティスの違い
~目指す身体の違い~
ジムの重りを使用したマシントレーニング(ウェイトトレーニング)は筋肉を太く大きく発達させることが基本的な目的です。ピラティスはバランスよく発達した身体、しなやかな筋肉をつくることを目的としています。
ピラティスは柔軟性があり、自然で優美な立ち居振る舞いが身につくようにデザインされているメソッドです。そのため、世界中の有名なダンサーやハリウッドモデルなど多くの人に見られる仕事されている方に愛好者が多いのも特徴です。
「隆々とした筋肉があるムキムキな身体」をつくりたいならジムで負荷が強い重りを使ったマシントレーニングを、「しなやかな筋肉で優美な立ち居振る舞いができる引き締まった身体」をつくりたいならピラティスをおすすめします。
~真のパフォーマンスアップを目指すピラティス~
パフォーマンスアップを目指してジムの重りを使用したマシントレーニング(ウェイトトレーニング)をする方も多いと思いますが、ジムの重りを使用したマシントレーニングの目的は筋肉を太く大きく発達させることが基本的な目的です。
パフォーマンスアップとは「動きを洗練されたものにすること」です。「筋力をつけることと」と「動きを洗練されたものにすること」は違います。
筋肉を大きくして筋力アップさせることが動きの洗練さにつながる=パフォーマンスアップに直結している方なら良いのですが実際はそうでない場合も多くあります。
まず、筋肉を大きくすると体が大きくなり、また重くなります。例えばラグビーやアメリカンフットボール、野球のホームランバッターなんかは筋肉を大きくしてパワーをつけるとパフォーマンスアップに直結しますが、
マラソン選手や競技中走り回るサッカーやバスケットボール、バレーボール、あるいは跳躍動作が多いダンサーやフィギアスケーターなどはどうでしょうか?
例えばマラソン選手やフィギアスケーターのパフォーマンスアップには「余計な筋肉をつけない」ことが求められます。つまり、場合によっては筋肉を大きくすると体が大きくなり、また重くなり、邪魔になりパフォーマンスが落ちる場合もあります。
また、歩くにしても走るにしても、人の動きというのはジムの重りを使用したマシントレーニングのように一つの関節だけを動かす動きは少なく、同時多発的に多くの関節を動かし、多くの筋肉を動かします。
そのため、ひとつの関節を動かすジムのマシントレーニングは高負荷で筋力アップにはなりますが、同時多発的に多くの関節を動かす「動きの洗練」には反映されにくいという一面もあります。
人の体には200個以上の骨と600個以上の筋肉、そしてそれらによって作られる関節があります。
究極的にすべての競技、すべての動き、身体を創るうえで全ての方に通じるパフォーマンスアップとはこの「200個以上の骨と600個以上の筋肉、そしてそれらによって作られる関節を自らの意思で自由自在に扱えるようになること」であり「動きを洗練させること」です。
どんなパフォーマンスだろうが、どこかの骨と筋肉、関節を動かすことに変わりはありません。身体の中にあるすべての骨と筋肉、関節を自らの意思で自由自在に扱えるようになること=全ての方に通じるパフォーマンスアップになります。
それを可能にするのがピラティスメソッドです。
同時多発的に多くの骨と筋肉、関節のコントロールを必要とするピラティスメソッドはどのようなパフォーマンスアップにも直結しています。
スポーツパフォーマンスアップはもちろん、ジムの重りを使用したマシントレーニング(ウェイトトレーニング)の愛好者であってもピラティスメソッドに取り組むメリットはあります。
ピラティスで体の使い方を体得すると、無駄な動きがなくなりウェイトの上げ方がスムーズになる、洗練された動きになり、効率の良いトレーニングができるというような効果が期待できます。
~少人数制で常に指導者が指導するピラティス~
ジムのトレーニングは黙々と独りでトレーニングを行うことが多いですが、ピラティスは常に指導者が姿勢や動きを指導しながら行うメソッドです。
ジムの重りを使用したマシントレーニングはマシンの特性上、単独の関節の動きの運動が多く、一つのマシンで使う筋肉は限られています。そのため、バランス良くマシンを選択し、バランス良く回数をこなさなければ、バランスの良い体にはなりません。
知識がない一般の方が、マシンの使い方だけ教わって我流でマシンの種類と回数のプログラムを考え、黙々と独りで通ってトレーニングをすることが多くのジムで見られる現状ではないでしょうか?
その為、思い通りの結果が出せず、モチベーションも維持できないため、辞めてしまうことも少なくありません。
ピラティスのレッスンは常に指導者が指導します。知識のある指導者が全身の筋肉をバランスよく発達させられるようにクラスをデザインしているため、自身でプログラムを考える必要はありません。
また、レッスンは指導者の目が届く範囲の少人数制で行い、間違った動きをしている人がいるとすぐに修正の声掛けをするようにしています。
身体のプロである指導者が常にひとりひとりの姿勢や動きを注意深く見ることに徹しており、手厚い指導を行うピラティスのレッスンは、黙々と独りでトレーニングを行うよりも思い通りの結果を出しやすいのがメリットです。
ヨガとピラティスの違い
~ピラティスはヨガをとり入れている~
ヨガとピラティスは良く似ていて違いがわからないという方も多くいるかと思います。それもそのはず、ピラティスを考案されたドイツ人のジョセフ・ピラティス氏は
自身か考案した「コントロロジー」(現在はピラティスとよばれている)のメソッドにヨガの要素を取り入れています。
ヨガ=インドのイメージがあると思いますが、確かにヨガは紀元前のインドで生まれたと言われています。 本来のヨガは古代インドの宗教哲学的な思想のもと行われてきたた修業・治療法であり、「瞑想」そのものでした。
本来は身体を用いたものではなく、「何かに心を集中させること」「心を鎮めて無心になること」など精神を用いるものであり、「ヨガとは心の働きを抑制することである」の定義のもと、心身の調和と健康の増進を目的に行われてきました。
本来、瞑想そのものだったヨガは1600年代に呼吸法を中心とし、肉体を用いる「ポーズ」をとることが体系化されました。
ピラティスは1926年にドイツ人のジョセフ・ピラティス氏によって創設されたものです。
ピラティス氏は自身が考案したメソッドでは「ボディ・マインド・スピリットの統合」を強調し、心による完全な身体のコントロールを得て、バランスよく発達した身体を作り上げることを目指しました。
ピラティス氏は「何かに心を集中させること」「心を鎮めて無心になること」といったヨガの精神性と呼吸法を中心として「ポーズ」をとるという肉体的要素を自身の考案した「コントロロジー」にとり入れたものと想像できます。
~ヨガとピラティスが混同される理由~
上記したようにピラティスがヨガの要素を取り入れたものであるため、違いがわからない方も数なくないですが、混同される理由はもっと深いところにあります。
上記したヨガの説明にあえて「本来は」という言葉を多く使用しました。「本来は」という言い方をあえてしているのは、現代において取り組まれているヨガは本来のヨガと大きく異なるものであるからです。
現代で多くの方が広く認知しており、また日本に多くあるヨガはインドから欧米諸国に渡り、「フィットネス業界」がヨガを取り入れエクササイズ化された「ヨガエクササズ」になっているからです。
目的も、健康は変わらずですが、ダイエットのために女性に人気の習い事になっており、レッスン内容も精神を用いる「瞑想」よりも肉体を用いることに焦点が置かれた「ポーズ」が中心になりました。
インドでは「ホットヨガ」はないですが、日本や欧米諸国で「ホットヨガ」があるのが良い例で本来のヨガと現代のヨガは似て非なるものです。
ピラティスも同様に「フィットネス業界」がとりいれ「ボディ・マインド・スピリットの統合」という精神が希薄になり、体幹の強化、インナーマッスルの強化といったように身体的な側面のみにフォーカスされたものになしました。
ピラティスも同様に世の中に広く認知されているものはエクササイズ化された「ピラティスエクササイズ」ということです。
ヨガとピラティスが混同される理由として、ともに「フィットネス業界」によって「エクササイズ化」されたものが広く世間で認知されたために、相違点がわからなくなってしまっているのが現状です。
~ヨガとピラティス、現代における目的とレッスン内容の違い~
現代においてはフィットネス業界がエクササイズ化したものに関してはヨガもピラティスも同様に「ダイエット」「姿勢改善」など身体的な変化にのみ目的をおいており、マットの上での身体的な運動という点で相違点があまりありません。
しかし、「本来の」ヨガとピラティスには相違点があります。ヨガもピラティスも心身の調和や健康増進といった目的は実は同じなのですが、目的というよりは目的に達するためのアプローチ方法が違うといったほうが正しい表現かもしれません。
本来のヨガには「~と~をつなぐ、つながる」という意味があり、心と体、あるいは自然や宇宙といった大いなる叡智とつながる目的で瞑想をしていました。
ヨガは「心を抑制する」というアプローチ方法で「心と体が安定した状態」や「精神を高め心が苦痛から解き放たれた状態」を目指すものであり、そういった意味で心身の調和や健康を目指すものでした。
一方ピラティスは、ヨガの要素をとり入れこそしていますが、「ボディ・マインド・そして精神の完全なる調和」というアプローチ方法が強調されています。
「つながる」方法のヨガに対し、ピラティスは「自分をつくる」というアプローチ方法です。
どんな時代や環境にも左右されない「自分軸」=「常にじぶんらしく在り続ける強さ、精神性」を養い、そいうった意味での「身体と心の調和と健康」を目指しているメソッドです。
目的までのアプローチ方法の違いがはっきりしたところで、では、具体的なレッスン内容の違いはというとヨガは「アーサナ」と呼ばれる、いわゆるヨガの「ポーズ」をとります。なので、ヨガはこういうポーズをとるんですよというように「静止画で見せて説明できる」ものになります。
呼吸をしながら、ポーズをとり、静止した状態で身体の伸びを感じたりするものです。Aのポーズ→Bのポーズ→Cのポーズ→…というようにレッスンが進行します。
一方、ピラティスは「ムーブメント」なので「動き」のエクササイズになります。ピラティスはこういう動きをするんですよというように「動画でみせないと説明できない」ものになります。
呼吸と動きを連動させて、動きの中で身体の伸びや、筋肉の活動の高まりを感じます。Aの動き→Bの動き→Cの動き→…というようにレッスンが進行します。
レッスンではヨガは「ポーズ=静止した形」を繰り返し、ピラティスは「ムーブメント=動き」を繰り返すと考えるとわかりやすいかもしれません。
そして、ヨガとピラティス最大の相違点は、ピラティスは専用のマシンを使うところにあります。ピラティスはヨガと同様ににマットの上でするものと思われがちですが、「本来は」専用のマシンを用いてするものです。
そういった点からピラティスはヨガの要素を取り入れてはいますが、ヨガとは全く違うメソッドです。人によってはヨガの進化版やヨガの流派の一つというような認識があるかもしれませんが、別物のメソッドです。
混同してしまいがちな方は、人で例えて、似た人だけど全くの別人といった感覚でとらえておくと良いかと思います。
しかし、目的はともに心身の調和、健康の増進であり、ヨガとピラティスはともに人を善くするものであると言えます。
ピラティスはどこで習うかよりも誰に習うかが大事
ピラティスはエクササイズの振り付けだけをただ何となくしていたらOKというメソッドではありません。現代では、形だけ真似したものや完全にエクササイズ化された「ピラティスっぽいエクササイズ」も多く存在します。
しっかりと集中して「見た目」ではなく「身体の中で生じていること」に意識を向けることが本来のピラティスです。洗練された動きを習得するにはしっかりと身体の仕組み、メカニズムを理解している指導者に習う必要があります。
当スタジオは理学療法士の国家資格とピラティス、またその他の様々なインストラクターのライセンスを持つプロフェッショナルが指導します。ピラティスにご興味がある方は是非、月乃日和にお越しください。